看護師が転職する前に押さえておくと良いのが、ブラックな職場の特徴です。ブラックな職場の特徴かどうかを見極める客観的な指標として、まず離職率が挙げられます。職場によって、きちんと統計調査をしたうえで公開しているかどうかは異なりますが、比較的大きな病院やクリニックなら、はっきりとオフィシャルサイトで公開されているので見てみましょう。また、医師などの他の医療スタッフと、合わせて示されていることもあります。可能であれば、看護師の離職率の高さがわかった方が良いので、統計調査をしているようなら職場に電話などで問い合わせてみましょう。公開されていない場合にも、調査結果を開示してくれることがあるため、とりあえず電話などで聞いてみることです。
離職率は、あくまでブラックな職場かどうかを判断する一つの指標でしかありません。仕事がつらくて辞めている人が多いかどうかを本当に見極めるためには、職場見学をしてみるのが良い方法です。職場を実際に見学して、看護師の様子をよく観察してみましょう。明るく振舞っているように見えても、顔がやつれていたり、腰痛で腰を叩いていたりすることがよくあります。見学の際に話をしてみると、忙しいから勘弁して欲しいという様子を見せられることもあるでしょう。現場に行ってみると、全体的な雰囲気でも苦しさを感じ取れることが多いので、ホワイトな職場で働きたい看護師が転職を考えるときには、職場見学を申し出て自分の目でしっかりと確認することが大切です。